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お尻の皮

 昔は運動会というと秋の行事と決まっていた。それがいつ頃からか5月末の行事になってしまった。受験スケジュールやその他行事などの理由があるのだろう。しかし新入生、とくに小学1年生にとっては学校に慣れるか慣れる前にもう運動会の練習である。

 まあ、それはともかく。先週末は多くの学校で運動会があった。土日両日とも絶好の運動会日和。今日はみんな日に焼けた顔で出勤である。

 かくいう自分も自分自身の運動会を楽しみに長野県は松本市へ。昨日日曜日に開催された「アルプスあづみのセンチュリーライド」に参加するため。

 普段電動自転車は乗ることはあってもいわゆるスポーツバイクなどはこれまで一度も乗ったことがなく、あのサイクルシューズの靴裏に着く、あのカチャッと留める用具の名前も知らないそんなどシロート。

 きっかけは神戸のアークテリクスのオープニングレセプション後の飲みの席のこと。アメアスポーツのAさんたちがホノルルのトライアスロンに出るという話から、蔡さんも一緒に出ましょうよと誘われたのだが、大会はおよそ2週間後。そんなもの出られるわけない。お酒の席でもあるので、じゃあ来年ということから自転車の話になり、まず練習しましょうということでこのあづみのの大会へ誘われたというわけだ。

 2週間ほど前に一度駒沢公園で練習したものの、ほぼぶっつけ本番。

 この日のためにマビックさんが用意してくれた自転車はその練習時のものとは操作方法が違うため、朝一番で駐車場内を軽く練習ということでトロトロ走っていたのだが、装着していないと思っていたペダルのビンディングが知らぬ間に足にしっかり固定されていたようで、止まる瞬間足が外れず左に転倒。一緒に参加したモデルの櫻井くんに爆笑される始末。膝、肘、そして腰を強打。見かねたAさんが練習時に貸してくれた自身のバイクを急遽貸してくれることに。それが下の写真のキャノンデールフレーム。足回りはマビックで固めた身にあまるレーサー仕様のモデル。

 これなら一応慣れてるんでなんとかなる。日焼け止めを塗ってスタートラインへ。

 自分が出たのは80kmのファンライド。他に120kmと160kmの選択があったのだが、いずれにせよ未知の領域、距離。いちばん易しいところから選ぶのがセオリーである。でも80kmいうたら東名高速用賀から箱根芦ノ湖くらいの距離。それを自力発電で走るのだ。

 およそ20kmごとにエイドステーションがあり、地産のジャムパンやお菓子、おにぎりなどが供される。40kmのところにはマッサージテントがあり、あれがなければ完走できなかったと後で振り返るのであった。

 コースの急峻とは言えない地味に続くゆるく長い上り坂。これがじわじわと体に疲労を蓄積していき、最後の20kmはもうヘロヘロのヨレヨレであった。

 でもなんとか80kmを走破したのである。すこしは自信になった。

 しかしこの自転車の性能はすごい。筋肉のついてないどシロートの自分でも、先行する人々、主に女性や子どもたちなのだが、をすいすい抜いていけた。これは脚力体力というより、マシンのおかげ。なぜなら抜いた人たちの自転車はいわゆる街乗り仕様のもの。そうこの大会、基本どんな自転車でも参加できるようなのだ。なので小学生のお子さんと一緒に参加している家族連れの人も多かった。

 ともかくお尻が痛い。走っている間じゅう何を考えていたかというとお尻が痛い、である。スタート前に転んで強打した腰なんてまったく気付かないほどお尻が痛い。休憩後、またサドルに座るのかと考えるとすこしブルーになった。たぶん自転車のりの人たちは日頃の修練でお尻の皮がきっと厚いのだと思う。

 終わってお風呂に入って、スーパーあずさで爆睡しながら東京へ。

 アメアの皆さん、そしてAさん、ありがとうございました。楽しかったです。8月の木更津のトライアスロンに向けてちょっと練習してみようかと思います。

 まずはお尻の皮から。

 

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