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ナンパを是とする社会

 このところどこへ行っても妙齢の女性から出会いがないという話を聞く。みんなおしゃれで容姿も悪くないのに彼氏がいない。交際相手を求めていないわけではないけど、そのきっかけがないというのだ。

 一方で同じようなことを若い男性からもよく聞く。このところ草食系とか言われているが、それは一部の話で、健全な男子も多いのである。ようはマッチング。需給のバランスは悪くないのにそこを媒介する何かが足りないのだ。ネット見合いとかネットのマッチングは抵抗がある人が多いしね。

 で、間接的に聞いた話。

 ある30後半の女性が仕事でニューヨークに移転になった。彼女も東京にいるときは出会いに不満をもっていたクチ。

 先日この女性から連絡があったという人から聞いたのだが、向こうにいって驚いたのが、いたるところで男性から声をかけられるということ。バーでもレストランでも、あるいは信号待ちをしているときでも。ニューヨークの男性はとても積極的だという。声をかけられてうれしくない女性はたぶんいない。きっと彼女もそうだろう。しかも相手はニューヨーカー。いわゆるナンパということになるのだろうけど、それが社会に溶け込んでいるようなのだ。

 日本で男が女性に気軽に声をかけるとナンパ師と思われるなどあまり良い印象はもたれない。これ結構出会いの機会を奪っている原因のひとつだと思うのだ。

  ぼくが厚労省の大臣だったら、いまの人口減や結婚しない人々を減らすため、ナンパを啓蒙するドラマたや映画のようなものを作ってもらうのだけどなあ。

 まさかドラマで少子化は食い止められないけど、気軽に男女が声を掛けあえる社会というのは悪くないと思う。