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服売れね

 ひさびさの更新。その間いろんな人と会っていろんな話を聞き、いろんな話を吹き込んだ。総じて言えるのは服があまり売れていないというころ。いやほんとに、こんなにみんなが口を揃えて「服売れね」というのは過去に記憶にない。

 最初に出てくるのは気候の話。暑すぎて秋物がまったく動かないという。暑い盛りの7月末から店頭に出して、実需期の11月まで引っ張ってたらそら見飽きるわ。

 次に出てくるのはオーバーストア、オーバーブランド、そしてオーバープロダクト。需要の何倍もの供給でバランスがおかしい。

 まあ、この二つが大きな理由。さらに景気の悪さ、そしてお金の使い道が他に広がったということ。服のコンペティターはもはや服屋さんだけではなく、携帯会社だったりゲームメーカーだったりするのだ。

 それでも買う人は買う。でも何を買ってるんだろう。

 自分はこの秋、大きなものではライダースとダウンジャケットを買った。そしてニットを一枚にパンツ一本。タンス預金と合わせるとこれで十分冬を乗り切れる算段である。あと白BDシャツを一枚買おうかと思っていてそれで今シーズンの買い物は終了。

 上代で合計すると30万円くらい。実需期を10月から3月までの半年としたら月の被服費は5万円。これを多いと見るか少ないと見るか人にもよると思うが、こういう仕事している関係者の中で高い方とは言えない。

 でもね正直、心震えるくらいこれが欲しい、なんて思うものがこのところないのである。作り手の置きに来るボールにはそもそも不感症であるが、かといってチャレンジなものにも食指は動かない。

 そんなことを昨日20度を超える気温の中、ドライブしながらぼんやり考えた。

 11月末で20度。これじゃあ暖房器具も売れない。

 日本にもトランプさんが必要かも。