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洋服

 さっきも新聞読んでて気になった表記がある。まあそう目くじら立てることもないのだけど、やはり気になる。

「洋服」という表記だ。

 いまでは普通に雑誌などにも使われているので気にならない人は多いと思うが、人生の大先輩二人から「洋服」という言葉はあまり使わないほうがいいとアドバイスされたこちらとしては、どうにも気になるのだ。

 一人はファッションの大師匠であり、もうひとりは編集者としても大先輩である。

 ふたりともほぼ同じような理由。服は「服」であり、あえて「洋」の字を使う理由がないというのがメインリーズン。特に漢語的響きにおいて漢字二文字というのは文章的にとても座りがいいのはわかるが、すでに服は洋(舶来)のものではなく日本に定着しているもの。あえて「洋」の文字を加えるのはどうかというようなことだった。

 当然、関わっていた雑誌上では「洋服」という表記は一切しないよう徹っせられた。服のことを表すときは、ただ「服」という表記か、「アイテム」などといった類似したワードを選んで原稿書いていた。

 そういう習慣があるもんだから、今日の「洋服」表記の多用に抵抗感がある。

 まあ間違いではないし、これを読む大多数の人たちにとってはどうでもいいことなんだろうが、当時表記で少なからず苦労した者にとっては軽くスルーできないのであった。